スポーツネタまとめ
アメリカ生まれの注目トレーナー資格「CSCS」とは?
CSCSという資格を聞いたことがありますか? NSCAが作った、スポーツ選手向けの資格がCSCSです。アスリートに特化した資格と言われていて、プロスポーツ選手のトレーナーの多くがこの資格を持っています。
今回は、このCSCSについて解説していきたいと思います。
CSCSは筋トレだけの資格ではない
CSCSは筋肉トレーニングの専門家である証明と思われがちですが、実際は施設運営管理から、栄養学や生活習慣についてなど、幅広い知識をカバーする資格です。まずは試験の内容について見ていきましょう。
CSCS認定試験概要
CSCS認定試験は、「基礎科学」と「実践/応用」の2つのセクションに分かれています。
◆基礎科学
試験時間:1時間30分
試験問題:スコアード問題80問+ノンスコアード問題10問=合計90問
エクササイズサイエンス 57
栄養学 23
ノンスコアード問題 10
◆実践/応用
試験時間:2時間30分
試験問題:スコアード問題110問+ノンスコアード問題10問=合計120問
エクササイズテクニック 39
プログラムデザイン 40
組織と運営 11
テストと評価 20
ノンスコアード問題 10
※うち40問がビデオ問題
受験資格:
以下の条件1~3すべてを満たしていること。
(1)下記A、B、Cのいずれかに該当する者
(A) 4年制大学の卒業者または卒業見込みの者
(B) 4年制大学、独立行政法人大学評価・学位授与機構、または海外大学から学位(学士・修士・博士)を授与された者
(C) 高度専門士の称号を付与された者
※出願時に各学校の卒業証明書もしくは卒業見込み証明書・学位授与証明書・高度専門士称号獲得証明書などが必要
(2)NSCAジャパン会員
(3)CPR(心肺蘇生)およびAED(自動体外式除細動器)の認定を保持していること
※認定を保持していない場合、受験日の1年後までに認定を受け、認定証のコピー提出が必須
最後の条件「(3)CPRおよびAEDの認定を保持していること」に関してですが、「講習に実技および実技評価が含まれている認定に限定」されていることに注意してください。つまり、オンラインで取得する認定ではダメ、ということです。
CPRおよびAEDの実技を含む講習は、消防署・日本赤十字社・日本ライフセービング協会などで受けることができます。
CSCS認定獲得に向いている人
ズバリ、プロスポーツ選手やアスリート向けのトレーナーになりたい人です。CSCS認定試験を合格するためには、筋肉トレーニングの理論を始めとした、多くのアスリート向けの知識を要します。その知識は、将来アスリート向けのトレーナーとしてデビューした際に存分に発揮できるでしょう。
また、パーソナルトレーナーとして活躍したい人にもオススメの資格です。一般の顧客にもアスリート級のトレーニングを望む方は多く、この資格を獲得することによって、そういった方々にアピールすることができます。CSCS認定を獲得すれば、顧客層の拡大が望めるということですね。
プロスポーツの世界で生きていきたいなら
CSCSは、プロスポーツ選手を対象としたトレーナーになりたいならとるべき資格です。パーソナルトレーナー志望の方も、この資格を持っていれば有利に営業活動をすることができます。試験の難易度は決して高くはないので、しっかりと勉強したうえでトライしてみましょう!
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